尿もれ、間に合わない、夜間のトイレ。相談していい困りごと
恥ずかしさから誰にも言えず、外出をやめてしまう人がいます。原因が分かれば手が打てることの多い困りごとです。
「年のせい」ではないことがある
尿もれには型があり、咳やくしゃみで漏れるもの、急に我慢できなくなるもの、出しきれずに漏れるもので、対処が変わります。前立腺の病気、膀胱の炎症、薬の影響が背景にあることもあります。
まず泌尿器科です。 骨盤底筋の体操、薬、生活の工夫で改善することがあります。おむつを増やす前に、原因を確かめる価値があります。
夜間のトイレは転倒の話でもある
夜中に何度も起きると、睡眠が細切れになり、暗い廊下で転びます。ベッドの近くにポータブルトイレを置く、足元灯をつける、手すりを付けるといった手当てが、転倒の予防にもなります。
夜間の頻尿には、心臓や腎臓の病気、睡眠時無呼吸が隠れていることがあります。 昼間より夜に尿量が多いときは、受診してください。
道具でできること
| 道具 | 介護保険での扱い |
|---|---|
| ポータブルトイレ、補高便座 | 特定福祉用具販売(購入費の支給。年10万円まで) |
| 手すり、段差の解消、洋式への取り替え | 住宅改修(原則20万円まで) |
| 自動排泄処理装置 | 本体はレンタル、交換部品は購入費の支給 |
| 紙おむつ、尿とりパッド | 介護保険の対象外(市区町村の給付がある場合がある) |
おむつ代は、条件を満たせば医療費控除の対象になります。市区町村がおむつを支給したり、費用を助成したりしている場合もあるので、担当課に「おむつの助成はありますか」と聞いてください。
介助のしかたも相談できる
トイレへの移動や、ズボンの上げ下ろしの介助は、腰を痛めやすい場面です。訪問介護のヘルパーや、訪問リハビリの理学療法士に、その人と家の作りに合ったやり方を見せてもらうのが確実です。
- 失禁を怒ってしまいます。
- 掃除と洗濯の負担が続けば、誰でもそうなります。防水シーツ、パッドの見直し、訪問介護の回数を増やす、ショートステイで休むといった手立てがあります。ケアマネジャーに正直に伝えてください。
- おむつに切り替えるべきですか。
- 間に合わないことが増えたからといって、すぐ切り替えると排せつの力が落ちることがあります。時間を決めて誘う、動線を短くする、夜だけ使うなど、段階があります。専門職と相談して決めてください。
この記事の出典
- 国立長寿医療研究センター尿が近い・尿もれ・尿が出にくい2026-08-22 確認
- 国立長寿医療研究センター尿もれの治療や対処について2026-08-22 確認
- 厚生労働省福祉用具・住宅改修2026-08-22 確認