福祉用具の購入の選び方!買う前に確かめる7つのこと

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-21

福祉用具の購入は、返品ができません。買ってから「浴槽に入らなかった」では取り返しがつきません。買う前に確かめる順番を決めておいてください。

1. 先に買わない

これが最も大きな失敗です。介護保険の指定を受けた事業所から買わないと、保険は使えません。ホームセンターや通信販売で先に買ってしまうと、あとから申請しても戻りません。必ずケアマネジャーか相談員に相談してからにしてください。

2. 寸法を測る

買うもの測るところ
浴槽内いす浴槽の内側の幅・長さ・深さ
浴槽の手すり浴槽のふちの厚みと幅
シャワーいす洗い場の広さ、扉が開くか
ポータブルトイレベッドの脇に置ける広さ、高さの合わせ
補高便座便器の形と、今の高さ
相談員に家へ来てもらって測ってもらってください。自分で測ると、ふちの形やカーブを見落とします。

3. 貸与と買うのを選び分ける

手すり・スロープ・歩行器・つえの一部は、どちらか選べるようになりました。判断の目安は次のとおりです。

  • 長く使いそう(半年から1年以上) → 買ったほうが安くなることが多い
  • 状態が変わりそう → 借りて、必要になったら替える
  • 退院直後で見通しが立たない → まず借りる
  • 本人がその品に慣れている → 買う

4. 支払い方を決める

いったん全額を払う「償還払い」と、最初から1割だけ払う「受領委任払い」があります。手元の負担を抑えたいなら、受領委任払いを使える事業所か聞いてください。市区町村によって扱いが違います。

5. 10万円の枠の使い方

毎年4月に元へ戻る枠です。同じ年度に何度も買う予定があるなら、優先順位をつけてください。

困りごとの深さ優先
今日の入浴ができない入浴補助用具を先に
夜間の排せつが間に合わないポータブルトイレを先に
転ぶ危険がある手すり関係を先に
あれば楽になる程度来年度に回す

6. 使う人が扱えるか

  • 本人が一人で座れる高さか
  • 介助する家族が持ち上げられる重さか
  • 掃除しやすいか(毎日洗うものです)
  • 滑り止めがついているか
  • 折りたためるか(浴室に置きっぱなしにできない場合)

7. 住宅改修と合わせて考える

浴室の手すりは、工事で壁に取り付ければ住宅改修(20万円まで)の枠になります。浴槽に引っかける手すりなら購入(10万円まで)の枠です。枠が別なので、両方を組み合わせられます。

ケアマネジャーに「福祉用具の購入と住宅改修、両方でどう組み立てられますか」と聞いてください。別々に考えると、片方の枠だけ使い切ることになります。
相談員が勧める品と、自分で調べた品が違います。
なぜその品を勧めるのかを聞いてください。家の造りや体の状態からの理由があるはずです。納得できなければ、両方を試させてもらってください。
中古で買っても保険は使えますか。
使えません。指定事業所から新品を買う場合が対象です。
施設に入っている家族のために買えますか。
施設で用意されている品は対象外です。ケアマネジャーか施設の相談員に確かめてください。

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