一人暮らしの親が心配になったとき、順に見ること

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-22

「そろそろ一緒に暮らすべきか」と考える前に、確かめておくことがあります。決めるのはそのあとで間に合います。

6つの面を確かめる

見るところ
確かめ方崩れていたら
食事冷蔵庫、ごみ、体重配食訪問介護デイサービスの昼食
残っている量、飲み忘れ一包化、服薬カレンダー、訪問看護
お金通帳、未払いの請求、不要な契約代理人の届出、日常生活自立支援事業
火の始末鍋の焦げ、警報器コンロの交換、火災警報器の点検
外出出かける回数、近所づきあい通いの場、デイサービス
緊急時連絡先の共有、鍵の預け先緊急通報装置、近所への挨拶

全部を一度に整えようとしないでください。 崩れている面から一つずつ手を入れます。同時に変えると本人が混乱し、どれも定着しません。

呼び寄せは、慎重に

知らない土地へ移ると、近所づきあいも、かかりつけ医も、通っていた場所も一度に失われます。 家族の目は届くようになりますが、本人の世界は狭くなります。認知症のある人では、環境の変化で状態が崩れることがあります。

介護保険の手続きも、住所を移すと市区町村が変わります。 認定は引き継げますが、14日以内の手続きが要ります。サービスも事業所も選び直しになります。

呼び寄せを決める前に、いまの地域で使えるものを一通り確かめてください。それでも足りないと分かってからのほうが、本人も納得します。

狙われやすいことを知っておく

一人暮らしの高齢者は、訪問販売、電話勧誘、点検を装った工事、還付金を装った電話の対象になりやすくなります。「相談してから決める」を家の決まりにしておくことと、留守番電話を常時オンにしておくことが備えになります。

契約してしまったら、消費者ホットライン(188)へ。日付が早いほど取り消せる可能性が高くなります。

地域包括支援センターに、先に顔を出しておく

困ってから探すより、元気なうちに一度相談しておくほうが、いざというときに早く動けます。家族が遠方に住んでいることを伝えておけば、そのことを前提に考えてもらえます。

本人が援助を断ります。
いきなり介護のサービスを勧めるより、本人に利益がはっきりしているもの(配食、掃除、買い物)から入るほうが受け入れられます。「私が心配だから」という言い方のほうが通ることもあります。
遠方でどうにもなりません。
ケアマネジャーがついていれば、その人が中心になって回ります。ついていない段階なら、地域包括支援センターに家族から相談してください。電話とオンラインで担当者会議に加われることもあります。

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