フレイルとは?年のせいと片づけないための目印

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-22

弱ってきたことに名前がついているのは、そこが「戻りうる時期」だからです。年のせいと片づけると、その時期を逃します。

5つの目印

  • 体重が意図せず減った(半年で2〜3kg程度)
  • 疲れやすく、わけもなく疲れた感じが続く
  • 歩く速さが遅くなった(青信号で渡りきれない)
  • 握力が落ちた(ペットボトルの蓋が開けにくい)
  • 身体活動が減った(外出や家事の回数が減った)

いくつか当てはまるならフレイル、1つか2つならその手前と考えられています。 数を数えることが目的ではなく、変化に気づくための目安です。

体だけの話ではない

フレイルの3つの面
現れ方
筋力が落ちる、歩くのが遅くなる、体重が減る
心と認知意欲が落ちる、気分が沈む、もの忘れが増える
社会的なつながり外出が減る、人と会わなくなる、役割が無くなる

崩れ始めるのは、社会的なつながりからであることが多いと言われます。 退職、配偶者との死別、引っ越し、けがでの入院。きっかけがあって外出が減り、食が細り、筋力が落ちる、という順に進みます。

きっかけを見逃さない

入院がいちばん大きな転換点です。数週間寝ていただけで筋力は落ち、退院したときには入院前の暮らしに戻れなくなっていることがあります。入院が決まった時点でケアマネジャーに伝えて、退院後の体制を先に考えてください。

歯を抜いた、入れ歯が合わない、といったことも見逃せません。 かめないものが増えると食べるものが偏り、たんぱく質が足りなくなります。口から崩れることは珍しくありません。
フレイルは治りますか。
手を打つことで改善する可能性がある段階です。運動、食事、口の手入れ、人との関わりを組み合わせるのが基本です。ただし背景に病気が隠れていることもあるため、体重が減っているときはまず受診してください。
要介護認定を受けたほうがいいですか。
この段階では非該当になることがあります。ただし基本チェックリストで事業対象者となれば、市区町村の総合事業が使えます。地域包括支援センターに相談してください。

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