デイケアの選び方!リハビリの中身と続け方を見きわめる
デイケアで確かめるべきは「何分、誰が、何をしてくれるか」の3つです。通っているのにリハビリの時間が10分だけ、という施設も現実にあります。
1. 一人あたりのリハビリの時間
「1回20分を2回」なのか「集団体操だけ」なのかで中身がまったく違います。見学のときに、専門職が一対一で関わる時間が何分あるかを聞いてください。
2. 担当する職種
- 理学療法士 … 立つ・歩く・起き上がる
- 作業療法士 … 着替え・食事・手先の動作
- 言語聴覚士 … 話す・飲み込む
むせが増えている場合は言語聴覚士がいる施設を探してください。数が少ないため、ケアマネジャーに先に確かめてもらうのが早道です。
3. 個別の計画があるか
「リハビリテーション計画書」を見せてもらってください。目標が「機能の維持」しか書かれていない計画は、何をもって達成なのかが分かりません。「屋外を杖で200m歩く」のように具体的に書かれている施設を選んでください。
4. 医師がどこまで関わるか
| 聞くこと | 見るところ |
|---|---|
| 医師は毎回いますか | 状態が変わったときにその場で相談できるか |
| どれくらいの頻度で診ますか | 3か月ごとの見直しが形だけになっていないか |
| かかりつけ医との連絡はありますか | 薬や持病の情報が共有されるか |
5. 家での過ごし方まで見てくれるか
週2回のデイケアだけでは体は変わりません。家でやる運動を渡してくれるか、福祉用具や住宅改修の助言をくれるかを聞いてください。
6. 卒業の話が出るか
回復して目標に届いたら、デイサービスや地域の運動教室へ移る。そう言ってくれる施設は、リハビリを仕事として考えています。「ずっと通ってください」しか言わない施設は、その時点でリハビリではなく通いの場になっています。
7. 通いやすさ
- 送迎の範囲に入っているか
- 車に乗っている時間はどれくらいか
- 入浴と昼食は必要か(不要なら短時間型のほうが負担が軽い)
- 雨の日でも濡れずに乗り降りできるか
- 病院に併設のデイケアと、老健のデイケアはどちらがいいですか。
- 医療の後ろ盾を重く見るなら病院併設、将来の入所(ショートステイや老健入所)まで見据えるなら老健併設が便利です。リハビリの中身そのものは施設ごとの差のほうが大きいので、見学して決めてください。
- 本人が「運動は嫌だ」と言います。
- 目的を運動から外して考えてみてください。「風呂に一人で入る」「孫の結婚式に出る」といった目標に置き換えると、同じ運動でも受け止め方が変わります。目標を一緒に立ててくれる施設を選んでください。
- 費用がデイサービスより高いのはなぜですか。
- 医師とリハビリの専門職を置いているためです。回復の見込みがある時期はデイケア、維持が中心になったらデイサービス、という切り替えで費用を抑えられます。