デイケア(通所リハビリ)とは?デイサービスとの違いと費用
退院したあと、リハビリをどう続けるか。病院のリハビリには期限があり、いつかは終わります。その先を引き受けるのが通所リハビリテーションです。
通所リハビリテーションとは
「デイケア」とも呼ばれます。病院・診療所・介護老人保健施設へ日中通い、医師の指示にもとづいて理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハビリを受けます。
通う時間は1時間から2時間の短いものから、入浴と昼食を含む6時間から8時間のものまであります。短時間型はリハビリだけを目的にした形です。
デイサービスとの違い
| 通所リハビリ(デイケア) | 通所介護(デイサービス) | |
|---|---|---|
| 医師 | いる(指示を出す) | いない |
| リハビリの専門職 | 必ずいる | 機能訓練指導員がいる(職種はさまざま) |
| 場所 | 病院・診療所・老健 | 独立した事業所が多い |
| 主な目的 | 機能の回復・維持 | 入浴・食事・交流・生活の張り |
| 費用 | やや高い | やや安い |
| 入浴 | ある施設とない施設がある | ほとんどの施設にある |
線引きは「医師がいるかどうか」です。医師が状態を診てリハビリの内容を決めるため、手術のあとや脳卒中のあとなど、回復の見込みがある時期に向いています。
費用の目安(1割負担・通常規模・6時間以上7時間未満)
| 要介護度 | 1回あたりの目安 |
|---|---|
| 要介護1 | 約760円 |
| 要介護2 | 約900円 |
| 要介護3 | 約1,040円 |
| 要介護4 | 約1,210円 |
| 要介護5 | 約1,370円 |
1単位を10円として計算した目安です。事業所の規模・体制、お住まいの地域によって変わります。食事代とおむつ代は介護保険の対象外で、この金額とは別にかかります。正確な金額は事業所にご確認ください。 リハビリの体制に応じた加算が付くため、実際はこれより高くなります。
向いている場面
- 脳卒中や骨折のあとで、まだ回復の余地がある
- 病院のリハビリが終わったが、続けたい
- 飲み込みが悪くなってきた(言語聴覚士のいる施設)
- 転びやすくなり、歩き方を見てもらいたい
- 医師に定期的に診てもらいながら運動したい
状態が落ち着き、維持が目的になってきたら、デイサービスへ移るほうが費用も抑えられ、過ごし方の幅も広がります。ずっとデイケアでなければいけないわけではありません。
使い始めるまで
- ケアマネジャーに希望を伝える
- 主治医の意見をもらう(かかりつけ医でも、通う施設の医師でもよい)
- 見学し、リハビリの内容と時間を確かめる
- 契約し、利用開始
- おおむね3か月ごとに医師が見直す
- デイサービスと両方に通えますか。
- 通えます。月・木はデイケアでリハビリ、土はデイサービスで入浴と交流、という組み方もできます。月の上限額の範囲で調整します。
- 要支援でも通えますか。
- 通えます。「介護予防通所リハビリテーション」となり、費用は月ごとの定額になります。
- 短時間型と長時間型のどちらがいいですか。
- リハビリだけが目的で、家で過ごせるなら短時間型。入浴や昼食も頼みたい、家族が日中手を離したいなら長時間型が向きます。