デイサービス(通所介護)とは?1日の流れ・費用と使い方

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-21

在宅の介護で最初に入れることが多いのが、デイサービスです。本人は人と話し、風呂に入り、体を動かして帰ってくる。家族はその時間、仕事にも自分の用にも向かえます。

デイサービスとは

正式には「通所介護」といいます。朝に送迎の車が迎えに来て、日中を施設で過ごし、夕方に送ってもらう形が基本です。週に1回から、多い人は週5回通います。

目的は2つあります。1つは本人が入浴・食事・運動・人との関わりを持つこと。もう1つは、介護している家族がその時間だけ手を離せることです。後者は制度上もはっきり認められた目的です。遠慮する必要はありません。

1日の流れ

  1. 9時ごろ 送迎の車で到着。体温・血圧を測る
  2. 午前 入浴(希望者)、体操やレクリエーション
  3. 12時ごろ 昼食。刻み食・とろみ付きなど、飲み込みに合わせた形にできる
  4. 午後 休憩、機能訓練、書道・手芸などの活動、おやつ
  5. 16時ごろ 送迎の車で帰宅

半日(3時間から4時間)だけ通う形もあります。「1日は長すぎて疲れる」「入浴だけしたい」という場合に選ばれます。

費用の目安(1割負担・7時間以上8時間未満)

要介護度1回あたりの目安
要介護1約660円
要介護2約780円
要介護3約900円
要介護4約1,020円
要介護5約1,150円

これに食事代(おおむね600円から900円)が加わります。入浴やリハビリの体制に応じた加算が付くこともあるため、実際には1回あたり1,500円から2,000円ほどになることが多くあります。

1単位を10円として計算した目安です。事業所の規模・体制、お住まいの地域によって変わります。食事代とおむつ代は介護保険の対象外で、この金額とは別にかかります。正確な金額は事業所にご確認ください。

似ているサービスとの違い

主な目的来る人・いる人
通所介護(デイサービス)入浴・食事・交流・体を動かすこと介護職員、機能訓練指導員
通所リハビリ(デイケア)医師の指示にもとづく機能の回復・維持医師、理学療法士など
認知症対応型通所介護認知症のある人に合わせた少人数の通い認知症の対応に慣れた職員
地域密着型通所介護定員18人以下の小規模な通い介護職員
小規模多機能型居宅介護通い・泊まり・訪問を同じ職員が担う同じ事業所の職員

迷ったときの目安は、リハビリが目的の中心かどうかです。医師の指示のもとで機能の回復に取り組みたいならデイケア、暮らしの張りと入浴・食事が中心ならデイサービスになります。両方に通うこともできます。

「行きたくない」と言われたとき

デイサービスで最も多い困りごとです。断られる理由はだいたい決まっています。

  • 知らない人ばかりの場所に行くのが不安
  • 「年寄り扱いされる」と感じている
  • 歌やレクリエーションが好みに合わない
  • 入浴を人に見られたくない
  • 送迎の車に乗るのが億劫

いずれも施設を替えれば解決することがあります。男性が多い施設、機能訓練に重きを置く施設、個浴(一人ずつ入る風呂)のある施設、囲碁や麻雀を置いている施設。同じ「デイサービス」でも中身は相当違います。

まずは体験利用(多くの事業所が受け入れています)を1日だけ試してください。「合わなければやめていい」と伝えたほうが、かえって続くことがあります。

使い始めるまで

  1. 要介護認定を受ける(申請から結果までおよそ1か月)
  2. ケアマネジャーに「通いを入れたい」と伝える
  3. 候補の施設を見学・体験する
  4. 契約し、週何回・何曜日に通うかを決める
  5. 数か月に一度、続けるか内容を変えるかを見直す

要支援1・2の場合は、市区町村の「総合事業」の通所型サービスになります。通う先も内容も似ていますが、費用は月ごとの定額になることが多くあります。

週に何回まで通えますか。
制度上の上限はありませんが、要介護度ごとの月の上限額の範囲で組みます。要介護1で週2回、要介護3で週3回から4回くらいが目安になります。
入浴だけ頼めますか。
半日型で入浴を中心にしている事業所があります。自宅の浴室が使いにくい場合の選択肢になります。
医療的なケアが必要でも通えますか。
たんの吸引やインスリン注射が必要な場合は、看護職員のいる事業所を選びます。重い医療的ケアが要る人向けには「療養通所介護」という枠もあります。
休んだ日の費用はかかりますか。
原則としてかかりませんが、直前の取りやめにキャンセル料を定めている事業所があります。契約前に確かめてください。

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