デイサービスの選び方!見学で見るべき10のポイント
デイサービスは、同じ名前でも中身がまるで違います。本人が「行きたくない」と言うかどうかは、施設選びでほとんど決まります。見学のときに次の10点を見てください。
1. 通っている人の顔ぶれ
いちばん大事な点です。本人と年齢・状態・雰囲気が近い人がいるかを見てください。要介護5の人ばかりの中に要介護1の人が入ると居場所がなく、その逆もつらくなります。
男性の割合も見ておきます。男性が1人か2人しかいない施設は、男性にとって居づらいことがあります。
2. 入浴の形
- 大浴場か、個浴(一人ずつ入る風呂)か
- 機械浴(座ったまま・寝たまま入れる浴槽)があるか
- 同性の職員が介助してくれるか
- 髪を乾かすところまでしてもらえるか
「人前で裸になりたくない」という理由で通うのをやめる人は少なくありません。個浴のある施設なら続くことがあります。
3. 1日の過ごし方
午後の時間割を見せてもらってください。テレビを見ているだけの施設と、運動・手作業・外出などが組まれている施設があります。どちらが良いかは本人の好み次第です。
4. 機能訓練の中身
| 聞くこと | 見るところ |
|---|---|
| 機能訓練指導員はどんな資格の方ですか | 理学療法士・作業療法士・看護師・柔道整復師など |
| 一人ずつの計画はありますか | 全員同じ体操だけで終わっていないか |
| どんな機器がありますか | 手すり・平行棒・自転車型の機器など |
| 家でやることを教えてもらえますか | 通う日以外の時間まで見ているか |
5. 食事
- 施設で作っているか、外部から運ぶか
- 刻み食・とろみ・減塩など、体に合わせた形にできるか
- 食事代はいくらか
- 食べ残しが多いときに気づいて知らせてくれるか
6. 送迎
自宅が送迎の範囲に入っているかを最初に確かめます。併せて、車に乗るまでの介助(玄関から車まで)をどこまでしてもらえるか、車内でどれくらいの時間座ることになるか(遠回りのコースだと1時間近くかかることがあります)も聞いてください。
7. 職員の人数と落ち着き
見学のときに、職員が走り回っていないか、利用者に声をかけながら動いているかを見てください。人手が足りない施設は、どれだけ理念が立派でも回りません。
8. においと音
玄関を入ったときのにおいと、フロアの音の大きさは、その施設の手の入り方をよく表します。テレビと音楽と職員の声が同時に鳴っている場所は、耳の遠い人にはつらい環境です。
9. 家族への報告
- 連絡帳があるか。書かれている内容は具体的か
- 体調の変化に気づいたとき、誰にいつ連絡が来るか
- 写真や様子を見せてもらえるか
10. やめたいときにやめられるか
契約期間の縛りや、退所時の費用を確かめておきます。「合わなければ替えればいい」と思える状態で始めるほうが、気持ちが楽になります。
見学は本人と一緒に、できれば昼どきに
昼食の時間に見学すると、食事の質・職員の関わり方・利用者の表情が一度に見えます。本人を連れて行き、帰りに「どうだった」と聞いてください。本人が選んだ形にすると、通い始めてからの抵抗が減ります。
- 大きい施設と小さい施設のどちらがいいですか。
- 大人数がにぎやかで楽しいという人と、10人程度の小規模(地域密着型通所介護)のほうが落ち着くという人に分かれます。人見知りの傾向があるなら小規模から試してください。
- 複数の施設に通えますか。
- 通えます。月曜と木曜は機能訓練中心の施設、土曜はにぎやかな施設、という組み方をしている人もいます。
- 見学のときに何を持って行けばいいですか。
- 介護保険証と、聞きたいことを書いた紙です。その場では思い出せなくなるので、書いて持って行ってください。