離れて暮らしていてもできること、できないこと

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-22

離れているからできないと思われがちですが、担える役目のほうがむしろ多くあります。

窓口を先に作る

親が住む市区町村の地域包括支援センターに、自分の連絡先を伝えておいてください。 これがあるだけで、何かあったときの連絡が届きます。離れていることも併せて伝えます。

ケアマネジャーとは、直接やり取りできる形を作ります。 電話、メール、連絡帳。月に一度は様子を聞くと決めておくと、変化に気づけます。

帰省したときの見方

帰ったときに見るところ
見るところ分かること
冷蔵庫の中食べているか、傷んだものが残っていないか
薬の残り飲めているか、飲みすぎていないか
郵便物・請求書払えているか、不要な契約が増えていないか
床と通路転びやすい状態になっていないか
体重と服のサイズやせていないか
同じ話の回数前回と比べて増えていないか
電話では元気に聞こえます。 声だけで判断しないでください。帰省したときに家の中を見ることが、いちばん確かな情報になります。

見守りを重ねる

1つの方法に頼らないでください。 民生委員、近所の人、配食見守り、緊急通報装置、電気やガスの使用を知らせるしくみ。重ねておくと、どれかが気づきます。

市区町村が独自の見守りのしくみを持っていることがあります。高齢福祉の窓口に、その地域で使えるものを聞いてください。

呼び寄せる前に考える

住み慣れた場所を離れると、認知機能が落ちることがあります。 知っている道、顔なじみ、通っていた店。それらが全部無くなる負担は、想像より大きいものです。

呼び寄せるなら、その先の見通しを立ててから。 自分の家で暮らせるのか、近くの施設に入るのか、費用はどうなるか。移ってから探し始めると、選ぶ余地が無くなります。

交通費が負担です。
航空会社の介護帰省割引があります。また、きょうだいの分担で「遠くの人は交通費を自己負担、近くの人の負担を金銭で補う」といった決め方をしている家庭もあります。
緊急のときに間に合いません。
間に合わない前提で、最初に動く人を決めておいてください。近所の人、民生委員、ケアマネジャー、施設。連絡の順番を紙にして、親の家の電話のそばに貼っておきます。

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