高齢者の配食サービスとは?料金の目安と見守りの仕組み

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-21

毎日の食事が細くなってきた。同じものばかり食べている。離れて暮らしていると、そこがいちばん気になります。配食サービスは、食事と安否確認をまとめて引き受ける仕組みです。

高齢者向けの配食サービスとは

栄養に配慮した食事を、毎日または決まった曜日に自宅へ届けるサービスです。多くは手渡しで、受け取る様子から体調の変化に気づく役割も担っています。

配食サービスは介護保険の指定事業所ではありません(民間のサービスです)。要介護認定がなくても頼めます。このサイトでは、厚生労働省のデータに載る事業所とは別に、民間サービスとして掲載しています。

見守りの中身

  • 手渡しで届け、応答があるか確かめる
  • 返事がない場合、あらかじめ決めた連絡先へ電話する
  • 前日の容器が下げられていないなど、いつもと違う点に気づく
  • 希望すれば、離れて暮らす家族へ様子を知らせる

ポストへの置き配にすると、この見守りの部分は働きません。安否の確認を目的にするなら、手渡しにしてください。

食事の種類

種類向いている人
普通食かむ・飲み込む力に問題がない
やわらか食かむ力が落ちてきた
ムース食・ミキサー食飲み込みに不安がある
カロリー調整食糖尿病などで指示がある
たんぱく・塩分調整食腎臓の病気などで指示がある
飲み込みに不安がある場合、合わない形態の食事は誤嚥(気管に入ること)につながります。主治医や言語聴覚士、ケアマネジャーに「どの形態が合うか」を確かめてから頼んでください。

料金の目安

内容1食あたりの目安
夕食のみ・普通食600円から750円
やわらか食・調整食650円から850円
朝食450円から600円
配達料無料のことが多い(地域による)

毎日夕食を頼むと、1か月でおおむね2万円前後になります。週に3回など、日を選んで頼むこともできます。

市区町村の助成があることがある

多くの市区町村が、一人暮らしの高齢者などを対象に1食あたり200円から400円を助成しています。「配食サービス」「食の自立支援事業」といった名前で行われています。

  • 対象になるのは、一人暮らし・高齢者のみの世帯・要支援や要介護の認定がある人など
  • 申し込みは市区町村の介護保険担当課か地域包括支援センター
  • 指定された業者からの配達に限られることが多い
  • 回数の上限がある(週に何回まで、など)
この助成は知られておらず、使わないまま全額を払っている人が多くいます。まず市区町村の担当課に「配食の助成はありますか」と聞いてください。

介護保険のサービスとの関係

配食サービス訪問介護の調理
仕組み民間のサービス介護保険
認定不要要介護1以上(生活援助)
費用1食600円から850円20分から45分で約1,830円の1割
できること届ける。安否を確かめる本人の好みに合わせて台所で作る
向いている場面毎日の食事を安定させたい食事以外の家事も頼みたい

併せて使う人もいます。平日は配食、週末は訪問介護で作ってもらうといった組み立てです。ケアマネジャーに相談してください。

要介護認定がなくても頼めますか。
頼めます。民間のサービスなので、認定は必要ありません。ただし市区町村の助成を使う場合は、条件が付くことがあります。
本人が嫌がっています。
まず1週間だけ試してみることを勧めてください。多くの事業者が試食や短期の利用に応じています。「見守りのため」と言うより「作るのが大変だろうから」と伝えるほうが受け入れられやすい、という声もよく聞きます。
アレルギーがあります。
対応できるかは事業者によります。申し込むときに必ず伝えてください。対応が難しい場合は、その日だけ別の献立にしてもらう方法もあります。
留守のときはどうなりますか。
置き場所を決めておく方法がありますが、安否確認の意味は薄れます。デイサービスの日は配達を止めるなど、曜日で調整してください。

ほかのサービスも見る

配食(見守り)を探す

市区町村を選ぶと、その地域の配食(見守り)の一覧が出ます。

都道府県から選ぶ

掲載情報は厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-07-09 公開分)をもとに株式会社京谷商会が再構成したものです。 指定の有効性・提供内容の詳細は、各事業所または指定権者へ直接ご確認ください。