家事代行とは?料金の目安と介護保険の訪問介護との違い

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-21

訪問介護には「これはできません」という決まりがたくさんあります。同居する家族の分の洗濯、庭の草むしり、正月のごちそう作り。そこを引き受けるのが、民間の家事代行です。

家事代行とは

掃除・洗濯・調理・買い物などの家事を、時間ぎめで頼める民間のサービスです。介護保険とは関係がないため、要介護認定がなくても頼めます。

家事代行は介護保険の指定事業所ではありません(民間のサービスです)。費用は全額が自己負担になります。

頼めること

作業内容の例
掃除部屋、水回り、窓、換気扇
洗濯洗う、干す、たたむ、アイロン
調理作り置き、下ごしらえ、行事の食事
買い物食材、日用品、薬の受け取り
片付け不用品の整理、収納の組み直し
庭の手入れ草むしり、水やり、簡単な剪定
見守り話し相手、様子の確認
外出の付き添い通院、散歩、買い物

会社によって扱う作業が違います。身体の介助(入浴や排せつの手伝い)まで行う会社と、家事だけの会社があります。

訪問介護(生活援助)との違い

家事代行訪問介護の生活援助
仕組み民間のサービス介護保険
認定不要要介護1以上
費用(1時間)3,000円から4,500円約2,250円の1割で約225円
対象誰の分でもよい本人の分だけ
できないことほぼない同居家族の分、大掃除、庭仕事、来客の対応など
頼み方会社へ直接ケアマネジャーを通す
時間2時間から3時間が基本20分から45分が中心

費用だけを見れば訪問介護が圧倒的に安くなります。ただし、できることに細かい決まりがあります。その決まりの外にあることを頼むのが、家事代行の役割です。

訪問介護では頼めない、よくある例

  • 同居している家族の分の食事や洗濯
  • 本人が使わない部屋の掃除
  • 窓拭き、換気扇の掃除、床のワックスがけ
  • 庭の草むしり、植木の手入れ
  • ペットの世話
  • 正月やお盆のための特別な料理
  • 来客の対応
  • 大きな家具の移動
ヘルパーが「それはできません」と断るのは、意地悪ではなく決まりだからです。責める前に、その部分を家事代行に回せないか考えてください。

料金の目安

1時間あたり備考
都度の依頼(スポット)3,500円から5,000円交通費が別に数百円
定期の契約3,000円から4,000円週1回など。安くなる
3時間の作業(定期)9,000円から1万2,000円1回あたり

最低の利用時間が2時間からという会社が多くあります。「30分だけ」という頼み方はできないことがほとんどです。

組み合わせて使う

費用を抑えるなら、介護保険で頼めることは訪問介護に、頼めないことだけを家事代行に回すのが基本です。

困りごと頼む先
本人の食事作り、日常の掃除訪問介護(生活援助)
月に1回の窓拭き、換気扇家事代行
同居する家族の分もまとめて家事代行
入浴や排せつの手伝い訪問介護(身体介護)
庭と物置の片付け家事代行
介護保険は使えないのですか。
使えません。全額が自己負担になります。ただし市区町村によっては、独自の助成(軽度の人向けの生活支援など)を持っているところがあります。担当課に聞いてみてください。
毎回同じ人が来ますか。
定期の契約なら同じ人が担当することが多くあります。会社によって違うので、申し込むときに確かめてください。毎回替わると、そのたびに説明が要ります。
留守のあいだに来てもらえますか。
鍵を預ける形に応じている会社があります。預け方と管理の仕組みを確かめてください。
身体の介助も頼めますか。
会社によります。介護の資格を持つ人が在籍していれば、介護保険の枠を超えた部分を頼めることがあります(自費)。対象外としている会社もあるので、確かめてください。

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