家事代行の選び方!高齢の親に頼むとき確かめる9つのこと
家に人を入れるサービスです。料金より先に、誰が来るのか、何かあったときどうなるのかを確かめてください。
1. 同じ人が来るか
高齢の親の家に入るサービスでは、ここが最も大事です。毎回違う人が来ると、そのたびに説明が要り、本人が緊張します。定期の契約で担当を固定できるか聞いてください。
2. 来る人の身元と教育
- 会社の社員か、登録している個人か
- 身元の確認をしているか
- 研修はどれくらいあるか
- 高齢者の家に慣れているか
- 介護の資格を持つ人がいるか
仲介型(個人と契約者をつなぐ仕組み)は安いことがありますが、教育や補償が会社任せにならない分、確かめる項目が増えます。高齢の親の家に入れるなら、会社が雇用している形のほうが確かめやすくなります。
3. 保険に入っているか
| 確かめること | なぜ大事か |
|---|---|
| 物を壊したときの補償はありますか | 賠償保険の有無と上限 |
| 作業中にけがをしたらどうなりますか | 会社の労災の扱い |
| 家の中の物がなくなったら | 対応の手順があるか |
4. 鍵の預け方
本人が出られないときのために、鍵を預ける契約になることがあります。預け方、保管の仕方、担当が替わったときの引き継ぎを確かめてください。
5. 料金の総額
- 1時間あたりの単価
- 最低の利用時間(2時間からが多い)
- 交通費
- 入会金・年会費(かかる会社があります)
- 延長したときの単価
- 土日祝・早朝夜間の割り増し
- キャンセル料(何日前まで無料か)
「1時間3,000円」と書かれていても、最低2時間+交通費+年会費で、実際は1回8,000円ということがあります。1か月の合計で比べてください。
6. 介護保険と分けて考える
まずケアマネジャーに「これは介護保険で頼めますか」と確かめてください。頼めるものを家事代行に出すと、10倍以上の費用を払うことになります。
| 作業 | まず当たる先 |
|---|---|
| 本人の食事・洗濯・日常の掃除 | 訪問介護(生活援助) |
| 同居家族の分 | 家事代行 |
| 窓、換気扇、床のワックス | 家事代行 |
| 庭、物置、大型ごみ | 家事代行 |
| 通院の付き添い | まず訪問介護(条件あり)、無理なら家事代行 |
7. 高齢者の家に慣れているか
- 物を勝手に捨てないか(本人にとって大事なものがあります)
- 配置を変えないか(変えると分からなくなります)
- 本人のやり方を尊重するか
- 様子の変化に気づいて知らせてくれるか
- 認知症の人への接し方を知っているか
「きれいにする」ことより「本人が困らないようにする」ことを優先できる人かどうかです。片付けを頼むときは、捨ててよいものを本人と一緒に決めてから頼んでください。
8. 家族への報告
離れて暮らしているなら、作業のあとに報告をもらえるかを確かめてください。冷蔵庫の中身、部屋の様子、本人の体調。家事代行が、離れた家族にとっての目になることがあります。
9. まず1回試す
多くの会社が、初回のお試しを用意しています。1回来てもらってから定期の契約を決めてください。本人が受け入れられるかどうかが、いちばん大きな分かれ目です。
- 解約の申し出は何日前までか
- 違約金があるか
- 担当を替えてもらえるか
- 回数を減らせるか
- 親が「他人を家に入れたくない」と言います。
- 一度で説得しようとしないでください。家族が立ち会う日に1回だけ来てもらう、窓や換気扇など本人がやりたくない作業から頼む、といった入り方があります。本人が楽になった実感を持つと、続くようになります。
- 費用を抑えたいです。
- 介護保険で頼めるものを先に訪問介護へ回し、家事代行は月に1回か2回に絞ってください。市区町村独自の生活支援サービスがあることもあるので、担当課に確かめてください。
- 合わない人が来たらどうしますか。
- 会社へ伝えて担当を替えてもらってください。直接その人へ言う必要はありません。替えられない会社なら、会社ごと替えることになります。