小規模多機能型居宅介護の選び方!融通の利き方を確かめる
月ごとの定額なので、どれだけ融通を利かせてもらえるかが事業所によって大きく違います。そこを見きわめずに契約すると、「思ったほど使えない」ことになります。
1. 急な泊まりに応じてもらえるか
この仕組みを選ぶ最大の理由がここです。「今晩泊めてほしい」と当日に頼んだとき、どれくらいの割合で受けてもらえるかを聞いてください。
- 泊まれる部屋は何室あるか(多くは9室以下)
- 当日の申し出はどれくらい受けているか
- 断られたときはどうなるか
- 連泊はどれくらいまでできるか
2. 訪問の回数と時間帯
定額の中に訪問が含まれますが、実際に何回来てくれるかは事業所次第です。「朝の服薬の確認に毎日5分だけ寄る」といった短い訪問を積み重ねてくれる事業所は、在宅の支えになります。
夜間や早朝に来てもらえるかも確かめてください。24時間体制を取っている事業所と、日中だけの事業所があります。
3. 泊まりの部屋
- 個室か、仕切りのある相部屋か
- 布団かベッドか
- 夜間に職員は何人いるか
- 荷物を置いたままにできるか(毎回持ち帰らずに済むか)
4. 職員が替わらないか
同じ職員が通いも訪問も泊まりも担当することが、この仕組みの土台です。職員の入れ替わりが激しい事業所では、その土台が崩れます。「長く勤めている方は何人ですか」と聞いてみてください。
5. どこまで見てもらえるか
| 聞くこと | なぜ大事か |
|---|---|
| 医療的なケアはどこまで対応できますか | 状態が変わったときに続けられるか |
| 看取りをされたことはありますか | 最期まで在宅を望む場合の見通し |
| 卒業される方はどんなときですか | 施設への移り時を一緒に考えてくれるか |
| 家族の急な入院時はどうなりますか | 長期の泊まりに応じられるか |
6. 使わない月の見通しを立てておく
定額なので、使わない月は割高になります。契約前に「うちの場合、月にどれくらい使うことになりそうですか」と見通しを立ててもらい、普通のデイサービスとの組み合わせと比べてください。
7. これまでの事業所との関係
長く通ったデイサービスをやめることになるので、本人がそこを気に入っている場合は慎重に決めてください。事業所によっては、なじみの場所へ通うのを「外出の付き添い」という形で続けてくれることがあります。相談してみる価値があります。
- 見学はできますか。
- できます。通いの時間帯に行くと、職員と利用者の距離感が見えます。泊まりの部屋も必ず見せてもらってください。
- 合わなかったらやめられますか。
- やめられます。ただしケアマネジャーも一緒に替わることになるので、元の体制に戻すには少し時間がかかります。始める前に、体験利用ができるかを聞いてください。
- 看護小規模多機能とどちらがいいですか。
- 医療的なケアが要るなら看護小規模多機能です。要らないなら小規模多機能のほうが費用は抑えられます。将来医療が必要になりそうなら、看護小規模多機能を先に選ぶ考え方もあります。