認知症があるとき、どんな住まいが向いているか

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-22

環境が変わること自体が負担になるため、移る回数を減らせる選び方が要ります。

移る回数を減らす

認知症のある人にとって、場所と人が変わること自体が大きな負担です。移った直後に混乱が強くなり、それが「対応が難しい」と判断されてまた移る、という連鎖が起きます。

だから選ぶときは「今の状態に合うか」ではなく「重くなっても居られるか」を見ます。 医療的な処置が必要になったとき、歩けなくなったとき、看取りのとき。この3つを必ず聞いてください。

少人数という選び方

認知症対応型共同生活介護は、少人数の共同生活の形をとります。顔ぶれが変わらないことと、家事に加わることが、その人の力を保つという考え方です。要支援2以上で、その市区町村に住んでいる人が対象になります。

ただし医療的な対応には限りがあります。 重い医療処置が必要になると住み替えが要ることがあるので、そこも確かめておきます。

見学で見るところが違う

認知症があるときに見ること
見るところなぜ
鍵をかけて閉じ込めていないか安全は行動の制限で作るものではない
職員が急に体に触れていないか驚かせる関わりが混乱の原因になる
入居者が何かしているか役割があると落ち着くことが多い
なじみの物を持ち込めるか見慣れた物が安心の手がかりになる
職員が入れ替わっていないか顔を覚えられる相手かどうか
身体拘束は、緊急でやむを得ない場合を除いて禁じられています。 見学のときにベッド柵で囲まれている人や、車いすに固定されている人がいたら、その理由を聞いてください。答えられない施設は避けてください。

在宅で続けるとき

小規模多機能型居宅介護看護小規模多機能型居宅介護は、通い・泊まり・訪問を同じ職員が担うので、認知症のある人には環境の変化が少なくて済みます。住み替える前に、この形が使えないかを確かめてください。

認知症だと断られますか。
断られることがあります。ただし施設によって受け入れの幅が違うため、複数に当たってください。地域包括支援センターは、その地域で受け入れているところを知っています。
本人に説明すべきですか。
説明してください。理解が難しく見えても、感情は残ります。だまして連れて行くと、その後の関わりが壊れます。伝え方はケアマネジャーや医師と相談できます。

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