グループホームの選び方!見学で見る暮らしぶりと退去の条件
グループホームは「施設」ではなく「住まい」です。設備の新しさより、そこで日々どう過ごしているかを見てください。見学の1時間で、かなりのことが分かります。
1. 入居者が何をしているか
見学のときに、入居者が座ってテレビを見ているだけか、洗濯物をたたんだり、台所に立ったり、庭に出たりしているかを見てください。グループホームの良し悪しは、ほぼここに出ます。
2. 職員の言葉づかい
- 子ども扱いしていないか
- 「ダメ」「違う」と否定していないか
- 後ろから急に触れていないか
- 名前で呼んでいるか
3. 退去の条件(最も大事)
重要事項説明書の該当箇所を、その場で読ませてもらってください。
| 確かめること | 聞き方 |
|---|---|
| 入院したらどうなるか | 「何日入院すると契約が終わりますか」 |
| 医療的ケアの限界 | 「たんの吸引が必要になったら住み続けられますか」 |
| 寝たきりになったら | 「体が動かなくなった方は今いらっしゃいますか」 |
| 次の行き先 | 「出ることになったとき、探すのを手伝ってもらえますか」 |
4. 医療との連携
- 協力医療機関はどこか。往診に来てもらえるか
- 訪問看護と契約しているか
- 夜間に体調が悪くなったときの流れ
- 看取りをした経験があるか
5. 費用の内訳
月々の合計だけでなく、内訳を1行ずつ確かめてください。おむつ代、日用品費、受診の付き添い代、理美容代などが別に積み上がることがあります。
「毎月かかるお金を全部書き出してください」と頼んで、紙でもらうのが確実です。口頭の説明だけで判断しないでください。
6. 職員の人数と入れ替わり
夜勤は1人のことがほとんどです。9人に1人で夜を回すので、その職員がどれくらい経験を積んでいるかが効いてきます。「夜勤の方は何年くらい勤めておられますか」と聞いてみてください。
7. においと台所
玄関を入ったときのにおいと、台所の使われ方を見てください。台所が使われている(実際に調理している)家は、暮らしがそこにあります。配食を並べるだけの家とは、日々の張りが違います。
8. 家族との関わり
- 面会の時間と回数に制限はあるか
- 外出・外泊はできるか
- 様子を写真や便りで知らせてもらえるか
- 家族会や行事はあるか
- 複数申し込んでも構いませんか。
- 構いません。空きが出る時期は読めないので、3か所ほど申し込んでおくのが普通です。
- 体験入居はできますか。
- できる施設が多くあります。1泊でも試すと、本人が落ち着けるかどうかがかなり分かります。
- 本人に説明すべきですか。
- 説明の仕方は状態によりますが、黙って連れて行くのは避けてください。「しばらくここで過ごしてみよう」と伝え、荷物や写真など、なじみの物を一緒に持って行くほうが落ち着きます。