介護認定審査会とは?一次判定と二次判定の違い
要介護度は、機械の計算だけで決まっているわけではありません。最後に人が集まって話し合う場があり、そこで区分が動くことがあります。
二段階で決まる
要介護度は二段階で決まります。まず認定調査の結果をコンピュータにかけ、介護にかかる時間を推計します。これが一次判定です。次に、その結果と認定調査員が書いた特記事項、主治医意見書を突き合わせて、審査会が最終的な区分を決めます。これが二次判定です。
| 一次判定 | 二次判定 | |
|---|---|---|
| 行うもの | コンピュータ | 介護認定審査会(人が集まって議論する) |
| 材料 | 認定調査の項目への回答 | 一次判定、特記事項、主治医意見書 |
| 見ているもの | 全国共通の基準による推計 | 推計に表れない事情を含めた総合的な判断 |
審査会で区分が動く理由
一次判定は、決まった項目への回答から機械的に計算します。 そこに収まらない事情を拾うのが審査会の役目です。たとえば認知症で目が離せないが体は動く、状態の波が大きい、家族の介護力が急に失われた、といった事情は、特記事項や意見書に書かれていなければ伝わりません。
このため、認定調査で家族が話した内容が特記事項にどう書かれたかが、結果を左右します。調査の場で具体的に伝えることの意味は、ここにあります。
誰が委員なのか
医師、歯科医師、薬剤師、看護師、社会福祉士、介護福祉士など、保健・医療・福祉の専門家が市区町村から任命されます。5人前後の合議体で審査するのが一般的で、公平を保つため、審査する人が誰かは申請者に知らされません。
審査会には、家族が出席したり意見を述べたりする場はありません。伝えたいことは、認定調査の場と主治医意見書を通して届けることになります。
- 審査会は、どれくらいの間隔で開かれますか。
- 市区町村によりますが、月に数回開かれるのが一般的です。申請から結果までの日数の多くは、調査と意見書がそろうまでの時間です。
- 審査会が有効期間を短くすることがあると聞きました。
- あります。状態が変わりやすいと判断された場合、通常より短い有効期間が付くことがあります。また、特定のサービスの利用について意見が付されることもあり、その内容は被保険者証に記載されます。
この記事の出典
- 厚生労働省要介護認定はどのように行われるか2026-08-22 確認
- デジタル庁 e-Gov法令検索介護保険法(平成九年法律第百二十三号)2026-08-22 確認
- 福祉医療機構 WAM NET介護保険制度解説2026-08-22 確認