もの忘れ外来の探し方と、受診の日に持っていくもの
「どこで診てもらえばいいのか」で止まってしまう家族が多いところです。入口は3つあり、どれから入っても構いません。
入口は3つ
一つ目はかかりつけ医です。ふだんの様子と持病を知っているので、まずここに相談するのがいちばん自然で、必要なら紹介状を書いてもらえます。
二つ目は認知症疾患医療センターです。都道府県と政令市が指定した専門の医療機関で、診断と、そのあとの相談を引き受けます。三つ目は地域包括支援センターで、医療機関そのものではありませんが、その地域で受診しやすいところを教えてくれます。
何を調べるのか
| 調べ方 | 見ているもの |
|---|---|
| 問診 | いつから、どんな変化が、どれくらいの頻度で起きているか |
| 認知機能の検査 | 記憶・見当識・計算・言葉などの働き |
| 画像検査 | 脳の萎縮、脳梗塞や出血、水頭症や血腫の有無 |
| 血液検査 | 甲状腺の働き、ビタミンの不足など、治せる原因 |
認知機能の検査の点数だけで診断は決まりません。 緊張や体調、聞こえにくさでも点は下がります。家族から聞く暮らしの様子と、画像や血液の結果を合わせて判断されます。
受診の日に持っていくもの
家族が一緒に行ってください。 本人だけでは「困っていません」で終わることが多く、診断に必要な情報が医師に届きません。本人の前で言いにくいことは、紙に書いて渡す方法があります。
診断がついたあと
診断は終わりではなく、そこから使えるものが増えます。要介護認定の申請ができ、主治医意見書を書いてもらう相手も決まります。認知症疾患医療センターは診断後の相談も引き受けています。
- 本人が受診を拒みます。
- 無理に連れて行かず、まず家族だけで地域包括支援センターや認知症疾患医療センターに相談できます。訪問して様子を見る認知症初期集中支援チームが動く地域もあります。
- 診断がつくと運転免許はどうなりますか。
- 認知症と診断された場合、運転免許は取り消しか停止の対象になります。診断を避ける理由にせず、移動の手立てを先に用意してから進めるほうが、本人の暮らしを守れます。
この記事の出典
- 国立長寿医療研究センターもの忘れセンター外来2026-08-22 確認
- 厚生労働省認知症に関する相談先2026-08-22 確認
- 厚生労働省主な認知症施策2026-08-22 確認