もの忘れ外来の探し方と、受診の日に持っていくもの

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-22

「どこで診てもらえばいいのか」で止まってしまう家族が多いところです。入口は3つあり、どれから入っても構いません。

入口は3つ

一つ目はかかりつけ医です。ふだんの様子と持病を知っているので、まずここに相談するのがいちばん自然で、必要なら紹介状を書いてもらえます。

二つ目は認知症疾患医療センターです。都道府県と政令市が指定した専門の医療機関で、診断と、そのあとの相談を引き受けます。三つ目は地域包括支援センターで、医療機関そのものではありませんが、その地域で受診しやすいところを教えてくれます。

何を調べるのか

受診で行われること
調べ方見ているもの
問診いつから、どんな変化が、どれくらいの頻度で起きているか
認知機能の検査記憶・見当識・計算・言葉などの働き
画像検査脳の萎縮、脳梗塞や出血、水頭症や血腫の有無
血液検査甲状腺の働き、ビタミンの不足など、治せる原因
認知機能の検査の点数だけで診断は決まりません。 緊張や体調、聞こえにくさでも点は下がります。家族から聞く暮らしの様子と、画像や血液の結果を合わせて判断されます。

受診の日に持っていくもの

  • 健康保険証、お薬手帳(飲んでいる薬すべて。市販薬とサプリメントも)
  • いつから何が起きているかを書いた記録
  • 紹介状(かかりつけ医からもらえた場合)
  • 介護保険被保険者証(持っている場合)

家族が一緒に行ってください。 本人だけでは「困っていません」で終わることが多く、診断に必要な情報が医師に届きません。本人の前で言いにくいことは、紙に書いて渡す方法があります。

診断がついたあと

診断は終わりではなく、そこから使えるものが増えます。要介護認定の申請ができ、主治医意見書を書いてもらう相手も決まります。認知症疾患医療センターは診断後の相談も引き受けています。

本人が受診を拒みます。
無理に連れて行かず、まず家族だけで地域包括支援センターや認知症疾患医療センターに相談できます。訪問して様子を見る認知症初期集中支援チームが動く地域もあります。
診断がつくと運転免許はどうなりますか。
認知症と診断された場合、運転免許は取り消しか停止の対象になります。診断を避ける理由にせず、移動の手立てを先に用意してから進めるほうが、本人の暮らしを守れます。

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