定期巡回・随時対応型とは?24時間の短時間訪問と月額の仕組み
1回に長く来てもらうより、短くていいから1日に何度も来てほしい。在宅の介護を続けていると、そう感じる時期があります。定期巡回・随時対応型は、その形に合わせて作られたサービスです。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは
1日に複数回、短い訪問(5分から20分ほど)を繰り返しながら、24時間いつでも通報を受け付けるサービスです。介護と看護が一つの事業所にまとまっているのが特徴で、ヘルパーだけでなく看護師も関わります。
住んでいる市区町村の事業所しか使えない「地域密着型」にあたります。
4つの役割がひとまとまりになっている
- 定期巡回:決まった時間に短く訪問する(起床、食事、服薬、トイレ、就寝など)
- 随時対応:通報を受けて、電話で相談に乗る
- 随時訪問:必要と判断されたら訪問する
- 訪問看護:看護師が体調を確認し、必要な処置をする
費用は月ごとの定額
このサービスの大きな特徴は、何回訪問しても月の料金が変わらないことです。要介護度と、看護を含むかどうかで金額が決まります。
| 要介護度 | 目安(1割負担・月) |
|---|---|
| 要介護1 | 約8,300円 |
| 要介護2 | 約13,000円 |
| 要介護3 | 約19,800円 |
| 要介護4 | 約24,600円 |
| 要介護5 | 約29,800円 |
1単位を10円として計算した目安です。お住まいの地域や事業所の体制によって同じ1割負担でも金額は変わり、初めて使う月は加算が付くこともあります。正確な金額は、担当のケアマネジャーか事業所にご確認ください。 看護を含まない場合はこれより安くなります。
訪問の回数を気にせずに済むのが、家族にとっては大きな違いです。訪問介護のように「1回いくら」で積み上がらないため、呼ぶことをためらわなくてよくなります。
訪問介護・訪問看護との違い
| 定期巡回・随時対応型 | 訪問介護+訪問看護 | |
|---|---|---|
| 費用 | 月ごとの定額 | 訪問1回ごとに加算 |
| 1回の時間 | 短い(5分から20分) | 20分から1時間半 |
| 夜間・深夜 | 含まれる | 加算が付く |
| 介護と看護の連携 | 同じ事業所の中でつながる | 事業所どうしの連絡が必要 |
| 使える地域 | 住んでいる市区町村のみ | 制限なし |
向いている状態
- トイレの介助が1日に何度も必要
- 薬を飲む時間を守れず、そのつど誰かの声かけが要る
- 一人暮らしで、朝と夜に安否を確かめたい
- 医療的な処置と介護の両方が必要
- 施設への入居を考えているが、もう少し家で続けたい
反対に、1回にまとまった時間の介助が必要な場合(入浴介助など)は、訪問介護のほうが合います。組み合わせて使うこともできます。
- 訪問介護と同時に使えますか。
- 原則として同時には使えません。このサービスの中に訪問介護にあたる部分が含まれているためです。通所や福祉用具、ショートステイとは組み合わせられます。
- 事業所が近くにありません。
- 全国的にまだ事業所の数が少ないサービスです。住んでいる市区町村にない場合は使えないため、夜間対応型訪問介護や、訪問介護と訪問看護の組み合わせで代えることになります。
- 月の途中から使えますか。
- 使えます。日割りの計算になります。