夜間対応型訪問介護とは?夜のトイレと緊急通報を支える仕組み

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-21

夜中のトイレのたびに家族が起きる。転んでいないか気になって眠れない。在宅の介護がいちばん続けにくくなるのは、たいてい夜です。夜間対応型訪問介護は、その時間帯だけを引き受ける仕組みです。

夜間対応型訪問介護とは

夜10時から朝6時を必ず含む時間帯に、ヘルパーが自宅を訪ねるサービスです。住んでいる市区町村にある事業所しか使えない「地域密着型」のサービスにあたります。

2つの訪問がある

種類中身
定期巡回毎晩決まった時間に訪問する。おむつ交換、トイレの介助、寝返りの手伝い、無事かどうかの確認
随時訪問本人が通報ボタンを押したときに訪問する。転んだ、トイレに行きたい、具合が悪いなど

通報を受ける窓口(オペレーションセンター)が置かれ、押されたボタンに応じて、話を聞いて助言するか、ヘルパーを向かわせるか、救急車を呼ぶかを判断します。

費用の目安(1割負担の場合)

内容目安(1割負担)
基本料金(月あたり)約1,010円
定期巡回(1回)約380円
随時訪問(1回・ヘルパー1人)約590円
1単位を10円として計算した目安です。お住まいの地域や事業所の体制によって同じ1割負担でも金額は変わり、初めて使う月は加算が付くこともあります。正確な金額は、担当のケアマネジャーか事業所にご確認ください。 月ごとの定額でまとめている事業所もあります。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護との違い

夜間対応型訪問介護定期巡回・随時対応型訪問介護看護
対応する時間夜間(22時から6時を必ず含む)24時間
来る人ホームヘルパーホームヘルパーと看護師
医療的な処置できないできる
向いている状態夜のトイレや見守りだけが課題日中も含めて短い訪問を何度も必要とする

日中は家族が見られる、あるいは通所を使っている。困っているのは夜だけ。そういう場合は夜間対応型で足ります。日中も含めて細かく人手が要るなら、定期巡回のほうが向いています。

使えるかどうかは、住んでいる市区町村で決まる

地域密着型のサービスなので、自分の住む市区町村に事業所がなければ使えません。全国的にも事業所の数は多くありません。まずは地域包括支援センターか担当のケアマネジャーに、「この市に夜間対応型はありますか」と確かめてください。

事業所がない場合は、訪問介護の夜間の訪問(加算が付きます)や、定期巡回・随時対応型、ショートステイの組み合わせで代えることになります。
通報ボタンはどんなものですか。
首から下げる形や、枕元に置く形のものが貸し出されます。押すとオペレーションセンターにつながり、声でやりとりできる機種もあります。
何回呼んでも料金は同じですか。
訪問ごとに費用がかかる形と、月の定額に含める形があります。呼ぶことをためらってしまうと意味がないので、契約前に数え方を確かめておいてください。
一人暮らしでも使えますか。
使えます。むしろ一人暮らしの方に向いたサービスです。

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