薬が多すぎるかもしれない。ふらつきや眠気の犯人を探す

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-22

「年のせい」に見えている変化が、薬の影響だったという例は少なくありません。まず疑ってよいところです。

増える理由

複数の持病があれば、それぞれに薬が出ます。専門ごとに別の医療機関にかかっていると、誰も全体を見ていないという状態になります。ある薬の副作用に対して別の薬が足される、という連鎖も起きます。

多いこと自体が問題なのではなく、害が出ていることが問題です。 必要な薬を減らすのが目的ではありません。

薬のせいかもしれない変化

疑う手がかり
変化関わることのある薬
ふらつき、転倒睡眠薬、精神安定剤、血圧の薬
日中の強い眠気、ぼんやり睡眠薬、抗アレルギー薬
もの忘れが増えた一部の胃薬、抗コリン作用のある薬
食欲が落ちた、吐き気多くの薬で起こりうる
便秘、尿が出にくい抗コリン作用のある薬
飲み始めた時期と、変化が出た時期が重なっていないかを思い出してください。ここが最も強い手がかりになります。日付が分かるように、お薬手帳に記録を残しておきます。

整理のしかた

  1. お薬手帳を1冊にまとめる。市販薬とサプリメントも書き込む
  2. かかりつけ薬局を1つに決める
  3. 飲んでいる薬を全部持って、かかりつけ医か薬剤師に見てもらう
  4. 気になっている症状(ふらつき、眠気など)を具体的に伝える
  5. 減らすかどうかは医師が決める。勝手にやめない

自己判断での中止は危険です。 血圧や心臓、糖尿病の薬を急にやめると、命に関わることがあります。「多いのでは」と感じたら、やめるのではなく相談してください。

飲み忘れへの手当て

一包化、服薬カレンダー、日付の印字。薬局に頼めば、飲んだかどうかが見て分かる形にできます。 訪問薬剤管理指導として、薬剤師が家に来て整理する方法もあります。訪問看護が服薬を確かめている家庭も多くあります。

市販薬やサプリメントも伝える必要がありますか。
あります。処方された薬と重なったり、効き方を変えたりします。特に痛み止め、胃薬、睡眠改善薬、健康食品は伝えてください。
医師に「多い」と言いにくいです。
薬剤師から医師へ照会してもらう道があります。かかりつけ薬局に、気になっている症状を伝えてください。減らす提案は、薬剤師から出されることがよくあります。

この記事の出典

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