老人ホーム紹介センターの選び方!損をしない使い方

介護の窓口 編集部最終更新 2026-08-21

紹介センターは、うまく使えば時間を大きく節約できます。大事なのは、「こちらの条件を先に固めてから相談する」ことです。

1. 相談する前に条件を書き出す

条件が曖昧なまま相談すると、相手の出してきた候補に流されます。次の項目を紙に書いてから行ってください。

  • 毎月出せる金額の上限(年金と貯えから逆算する)
  • 入居一時金を出せるか、いくらまでか
  • 通える範囲(家族が月に何回行けるか)
  • 必要な医療的ケア(吸引、インスリン、酸素など)
  • 認知症の状態(夜間に動き回る、外に出るなど)
  • 看取りまで希望するか
  • いつまでに決めたいか

2. 公的な施設も案内してくれるか

「特別養護老人ホームも並行して申し込んでおいたほうがいいですよ」と言ってくれる窓口は、紹介料にならない話まで含めて考えてくれています。判断の目安になります。

3. 提携先の数と範囲

聞くこと見るところ
何施設と提携していますか候補の幅
この地域では何件ありますか地元をどれだけ知っているか
提携していない施設も教えてもらえますか正直さ
実際に見学されたことはありますか資料だけで話していないか

4. 見学に同行してくれるか

同行してもらうと、施設の説明を一緒に聞いて、あとで「あれはどういう意味か」を確かめられます。契約書の読み方も見てもらえます。ただし、同行者がいると断りにくくなる面もあります。

見学は最低でも3か所。1か所目で決めないでください。比べる相手がないと、良し悪しの判断がつきません。

5. 断りやすいか

「今決めないと埋まります」「この条件は今日までです」と急がせる窓口には気をつけてください。住まいを移すのは、本人にとって人生の大きな変化です。数日考える時間を持てない相手とは進めないでください。

6. 費用の見積もりを紙でもらう

確かめる項目見落としやすい点
入居一時金返還される割合と期間(償却期間)
月額利用料家賃・管理費・食費の内訳
介護保険の自己負担要介護度が上がると増える
上乗せ介護費手厚い体制の施設は別途かかる
おむつ代・医療費月に数千円から数万円
退去のとき原状回復費、予告の期間

「要介護3になったら、月にいくらになりますか」と将来の金額も出してもらってください。今の金額だけで決めると、数年後に払えなくなります。

7. 複数の窓口を使う

扱う施設が違うので、2か所か3か所に相談すると候補が広がります。同時に、地域包括支援センターにも相談して公的な施設の道を開いておいてください。

8. 入居後の相談に乗ってくれるか

入ってみたら合わなかった、職員の対応に不安がある。そうしたときに相談できるかを聞いておいてください。「入居が決まったら終わり」の窓口と、その後も付き合う窓口があります。

相談だけでも大丈夫ですか。
大丈夫です。「まだ先の話ですが」と前置きして構いません。早めに情報を集めておくと、急に必要になったときに慌てません。
担当者が合いません。
同じ窓口でも担当を替えてもらえます。言いにくければ、別の紹介センターに相談してください。費用はかかりません。
本人を連れて行くべきですか。
見学は本人と行けるのが理想です。難しければ家族だけで下見をして、候補を絞ってから本人に見てもらう方法もあります。

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