介護医療院の選び方!医療の中身と暮らしぶりを両方見る
介護医療院を選ぶときは、医療の中身と、暮らしの場としての手入れの両方を見てください。医療だけを見て決めると、長く暮らす場所としては物足りなくなります。
1. I型かII型か
まず、その施設がI型かII型かを聞いてください。医療の必要が重いならI型、落ち着いていて生活が中心ならII型が合います。同じ建物に両方を持つ施設もあります。
2. 対応できる医療の範囲
- たんの吸引(1日に何回まで)
- 経管栄養(胃ろう、経鼻)、中心静脈栄養
- 在宅酸素、人工呼吸器
- 床ずれの手当て
- 人工透析(多くは対応できません。通院になるか要確認)
- インスリン注射、点滴
3. 夜間の体制
| 聞くこと | 見るところ |
|---|---|
| 夜間の看護職員は何人ですか | 数で答えられるか |
| 医師は当直ですか、呼び出しですか | 急変時の速さ |
| 急変したらどこへ運びますか | 搬送先が決まっているか |
| 家族への連絡はいつ来ますか | 離れて暮らす場合の備え |
4. 看取りの方針
「最期はどこで迎えることになりますか」と聞いてください。施設で看取るのか、病院へ移すのか。家族の希望をどこまで聞いてもらえるのか。ここを曖昧にしたまま入らないでください。
5. 病室のままになっていないか
病院から転換した施設では、見た目が病室のままのところがあります。長く暮らす場所なので、次の点を見てください。
- ベッドのあいだに仕切りや家具があるか
- 私物を置ける場所があるか
- 談話や食事のための場所があるか
- 入居者が起きて過ごす時間があるか
- 窓から外が見えるか
6. 家族が関われる余地
- 面会の時間と回数
- 外出・外泊ができるか
- 洗濯物や差し入れの扱い
- リハビリや行事に立ち会えるか
7. 費用の内訳
介護費・食費・部屋代のほかに、おむつ代、日用品費、医療材料の実費がかかることがあります。1か月の合計を紙で出してもらってください。所得が低い場合の軽減(負担限度額認定)を申請済みかも確かめます。
- 老健に断られたのですが、ここなら入れますか。
- 医療的ケアや薬が理由で断られたなら、可能性は高くなります。断られた理由をそのまま伝えて相談してください。
- 入所までどれくらい待ちますか。
- 地域と施設によります。数が少ないため、複数に相談しておいてください。病院の相談窓口が地域の状況を把握していることが多くあります。
- 状態が良くなったら出ることになりますか。
- 老健と違い、在宅復帰を前提にした施設ではありません。長く暮らせます。ただし医療の必要がなくなった場合の扱いは施設ごとに違うので、確かめてください。