訪問入浴介護の選び方!事業所を比べるときの確認点
訪問入浴介護は、どの事業所でも中身が同じに見えます。実際に差が出るのは、体調がすぐれない日の対応と、家に入ってからの気配りです。次の点を確かめてください。
1. 看護職員が毎回同行するか
介護職員だけの2人体制で来る事業所もあります。費用は少し安くなりますが、その日の体調を判断する人がいないことになります。持病がある場合や、血圧が安定しない場合は、看護職員が同行する体制を選んでください。
2. 入浴を見合わせる基準がはっきりしているか
「熱が何度以上なら中止か」「血圧がどこまでなら入れるか」を聞いてみてください。数字で答えられる事業所は、判断の基準を持っています。併せて、見合わせたときに部分浴や清拭へ切り替えてもらえるかも確かめておきます。
3. 実費がどこまでかかるか
- お湯を事業所が持参するか、自宅の給湯を使うか
- 水道代・電気代の扱い(実費を求められる場合の目安の金額)
- 駐車場代が必要かどうか
- キャンセル料と、その連絡の期限
4. 希望する曜日・時間帯に入れるか
訪問入浴は1台の車で1日に回れる件数が限られるため、希望の時間帯が埋まっていることがよくあります。午前がいいのか午後がいいのか、こちらの希望を先に伝えて、空きがあるかを日にちで確かめてください。
冬場は、部屋を暖めてから始めてもらえるかを聞いておくと安心です。脱衣のときの寒さは体にこたえます。
5. 家の中での気配り
- 家具を動かしたあと、元に戻してもらえるか
- 髪を乾かすところまで含まれているか
- 爪切りや髭剃りを頼めるか
- 入浴中に気づいたこと(床ずれ、あざ、皮膚の乾燥)を記録して伝えてもらえるか
入浴は、全身の皮膚を毎回見てもらえる数少ない機会です。気づいたことを記録し、家族やケアマネジャーへ伝える習慣がある事業所は、体調の変化を早く見つけてくれます。
6. 初回は立ち会う
離れて暮らしている場合でも、初回だけは立ち会うことをおすすめします。本人の表情、職員の声のかけ方、片づけのていねいさは、書類には出てきません。合わないと感じたら、事業所は変えられます。
- 週に何回まで頼めますか。
- 制度上の回数制限はありませんが、要介護度ごとの月の上限額の範囲で組むことになるため、実際には週1回から2回が多くなります。
- 家族が手伝う必要はありますか。
- 入浴そのものは職員が行います。着替えの用意と、終わったあとの本人の様子を見ることをお願いされる程度です。
- 終末期でも頼めますか。
- 主治医の判断のもとで続けられることが多いサービスです。体力に合わせて時間を短くしたり、部分浴に切り替えたりしながら続けられます。