看護小規模多機能型居宅介護の選び方!医療の守備範囲を確かめる
看多機を選ぶときに見るのは、「どこまでの医療を引き受けてもらえるか」の一点です。状態が変わったときに続けられるかどうかが、そこで決まります。
1. 夜間に看護師がいるか、呼べるか
夜間に看護師が事業所にいるか、いない場合は電話でつながるか、必要なら来てもらえるかを確かめてください。泊まっている晩に状態が変わったときの流れも聞いておきます。
2. 対応できる医療的ケアの範囲
- たんの吸引、在宅酸素、人工呼吸器
- 胃ろう、経鼻の管、中心静脈栄養
- 床ずれの手当て
- インスリン注射、点滴
- 尿の管、人工肛門
- 痛みを抑える薬の管理
今は必要なくても、これから必要になりそうなものを聞いておいてください。途中で「うちでは対応できません」となると、また一から探すことになります。
3. 看取りの経験
家で最期まで過ごすことを考えているなら、「年に何件くらい看取っておられますか」と聞いてください。数の多さではなく、答えるときの落ち着き方を見てください。
4. 主治医との連携
| 聞くこと | 見るところ |
|---|---|
| かかりつけの先生とのやりとりはありますか | 指示をもらうまでの速さ |
| 往診してくれる医師を紹介できますか | 通院が難しくなったときの備え |
| 入院が必要になったらどうしますか | 病院との行き来の段取り |
| 退院のときに迎えに行けますか | 病院からの引き継ぎの丁寧さ |
5. 泊まりの部屋と夜の体制
- 個室か
- 夜間の職員は何人か。そのうち看護職員は
- 医療機器を持ち込めるか
- 家族が付き添って泊まれるか
6. 家族の休みをどう作ってくれるか
看多機を使う家庭は、家族の負担が重くなっていることがほとんどです。「家族が休めるように」という視点で泊まりや訪問を組んでくれるかどうかは、事業所の姿勢がよく出るところです。遠慮せず、疲れていることをそのまま伝えてください。
7. 見学と体験
通いの時間帯に見学し、可能なら本人に半日過ごしてもらってください。医療的なケアを受けている人が、どんな表情で過ごしているかがいちばんの判断材料になります。
- 費用が高いのが気になります。
- 訪問看護を月に何度も使う見込みなら、個別に組むより安くなることがあります。ケアマネジャーに、両方の組み方で見積もりを出してもらってください。
- 退院前に決めておくべきですか。
- 入院中に病院の相談窓口へ伝えるのがいちばん早い進め方です。退院の日から切れ目なく始められるよう、病院が調整してくれます。
- 状態が良くなったらどうしますか。
- 小規模多機能や、通常の在宅サービスの組み合わせへ戻せます。その相談に乗ってくれるかどうかも、選ぶときの目安になります。