ショートステイの選び方!予約の取り方と施設の見きわめ方
ショートステイは「空いているところ」で決めてしまいがちです。ただ、預けるたびに施設が替わると本人が消耗します。最初に1か所を決めて、そこを使い続けられるようにしてください。
1. 予約の取りやすさ
- 何か月前から予約を受けるか
- 連休や年末年始の埋まり方
- キャンセル待ちの仕組みがあるか
- 定期的に使う枠(毎月第2週など)を確保してもらえるか
「毎月決まった日に預ける」という形にできると、本人にも家族にも予定が立ちます。定期利用の枠を持っている施設かどうかを聞いてください。
2. 緊急のときに受けてもらえるか
家族が急に入院する、介護している人が倒れる。それは起こります。緊急の受け入れ枠があるか、一度でも使ったことがあれば優先されるかを聞いておいてください。
3. 部屋の種類
| 部屋の種類 | 特徴 | 費用 |
|---|---|---|
| 従来型の相部屋 | 4人部屋が多い。人の気配がある | 安い |
| 従来型の個室 | 一人で過ごせる | 中くらい |
| ユニット型の個室 | 10人程度のまとまりで暮らす。個室 | 高い |
認知症があって落ち着かない人は、相部屋のほうが安心する場合と、個室のほうが混乱しない場合があります。1泊試して様子を見るのが確実です。
4. 夜の体制
- 夜間の職員は何人か
- 看護職員は夜間いるか、いないなら呼べるか
- 夜中にトイレへ行くときはどうするか
- 眠れないときにどう対応するか
5. 食事と薬
刻み食・とろみ・減塩・アレルギーへの対応を確かめてください。薬は1回分ずつに分けて渡すのが確実です。飲み忘れや飲み間違いは、預けている数日間に起きやすいことのひとつです。
6. 帰ってきたあとの様子を見る
選び方の答えは、帰ってきた本人の様子に出ます。
- 疲れきっていないか
- 皮膚に新しいあざや傷がないか
- 水分をとれていたか(口の乾き、尿の色)
- 「また行きたい」と言うか、「もう嫌だ」と言うか
気になることがあれば、遠慮せずケアマネジャーに伝えてください。施設へ直接言いにくいことを伝えるのが、ケアマネジャーの仕事です。
7. 同じ施設を使い続ける
場所が替わるたびに、本人は一から慣れ直すことになります。職員も、その人の癖や好みを一から覚え直します。多少不便でも、1か所を決めて使い続けるほうが、結果として本人の負担は軽くなります。
- 特別養護老人ホームへの入所を考えています。関係ありますか。
- 同じ施設のショートステイを使っておくと、職員が本人を知っている状態で入所の話ができます。入所の順番が有利になるわけではありませんが、施設の様子を先に知れる点は大きな利点です。
- 複数の施設を登録しておくべきですか。
- 第1希望を1か所決めたうえで、埋まっていたときのために2か所目を登録しておくのが現実的です。3か所以上を使い分けると、本人が落ち着きません。
- 見学のときに何を見ればいいですか。
- 泊まる部屋、トイレ、風呂、そして夕方の様子です。夕方は職員がいちばん忙しい時間帯なので、そのときの落ち着き方に施設の余力が出ます。