「このまま続けていけるのか?」
そんな不安が頭をよぎったのは一度や二度ではありません。私は訪問介護事業を運営していましたが、とうとう廃業を選ぶことになりました。この記事では、その決断に至った背景と、現場で感じた限界、そしてその後の気づきをお話しします✍️。
私が運営していた訪問介護事業所は、地域に根ざした小さな事業所でした🏠。
スタート時は少しずつ利用者も増え、スタッフにも恵まれ、順調に見えたのですが、コロナ禍を境に流れが大きく変わりました。
そんな中で、2024年には介護報酬が実質的に減額される形となり、「これ以上は無理かもしれない」と感じ始めたのです😣。
月末の帳簿とにらめっこする日々が続きました。
赤字は膨らみ、支払いもギリギリ。経営は、もはや「福祉」ではなく「延命処置」に近いものでした。
そんなとき届いたのが「倒産件数 過去最多」というニュース記事でした📑。まさか自分も、その数字の一部になるとは思いませんでしたが、現実はそう甘くなかったのです。
廃業を決める前、何度もWebで「訪問介護 廃業」「介護 経営継続できない」と検索しました🔍。
その中で出会ったのが、廃業経験者の体験談や支援サイトでした。
特に心に残ったのは、「廃業は負けじゃない」という言葉。
その一言に背中を押され、私は専門家に連絡をとる決断をしました。
「事業を続けること=正しい」と思っていた私は、どんなに厳しくても無理をしていました。
でも実際は、廃業を決めてからの方が心も体も楽になりました。スタッフにも正直に話すと、みんな理解してくれました。むしろ「もっと早く決断してくれてよかった」という声も。
自分が限界を感じているのに、周りを守ろうと無理をするのは逆効果だったのかもしれません😢。
訪問介護の経営は、正直とても厳しいです。
2024年には、訪問介護の倒産が前年比36.6%増という報道もありました📈。
参考▶︎ 介護業界激震!倒産前年比36.6%増
どうか、自分を責めないでください。
そして、相談できる誰かに声をかけてください。
「続ける」だけが正解じゃないことを、私は身をもって知りました🌷。